exhibition〈 一語一衣 〉第 9 話



第 9 話 

いしころのおもいで 

{ 衣 }  藍綿星々光海衣 







“山のいしころは、月日が経つと、人間もいしころもみんな、形が変わっていくことに気づいた。同時に、形がなくなるものも出てくる、ということに気づいた。”


(『いしころのおもいで』より)








"山のいしころは、また山の日々を思い出していた。山のいしころにとって、それは遠い夢のようだった。"


(『いしころのおもいで』より)






i a i

{ 衣 } 
苧麻津軽手草祈白長衣 







〈 素材 〉

遠州織物 / 藍 / 金糸


〈 寸法 〉

身丈 (前身頃) 113 ㎝ (後身頃) 122 ㎝ / 身幅 ( 脇下 ) 53 ㎝ ( 裾 ) 75㎝ / 袖丈38 ㎝ / 肩幅46㎝ / 袖口囲 27 ㎝


〈 モデル身長 〉

約153 cm








〈 i a i より 〉



先藍染めを中心としている遠州染織から生地を譲り頂く。

僕はいつだって顔のみえる交歓が心に沁みこむ。

藍布の手さわりを躰に流して精一杯自身の美意識をささげたいといつも想う。

「先染め」は綛糸の状態で丹念に染色を積み重ね

その一本一本の糸の持つ色や風合いを生かしながら

縞柄や変わり織りなどで織りに変化を持たせ

生地として生まれ変わらせていく技法の一つ。

家族形態で行う一貫手作業による染織の体現。

藍の気配、気品ある質感、そして生みだされる背景には

僕の制作風景に近しいもの感じたからまっすぐに惹かれていった。

月明かりが海に反射して、海のさざなみに寄せた星々の

光のばらつき、ゆらぎみたいなものが物語から起伏して

現われた。星をばらまいた夜の宇宙を想う。







第 9 話 

いしころのおもいで 

{ 衣 }  藍綿星々光海衣 







〈 制作 〉

衣 i a i

物語 こじょうゆうや

写真 こじょうゆうや






〈 受付終了 〉

こちらの衣と物語のご購入受付は終了いたしました。

ありがとうございました。




とうめい

とうめいは、 信州佐久、満月をあらわす名をもつ里に きまぐれにあらわれる空間です。